ドル安進行と円介入リスクがにらみ合う週末

ドルインデックスの下落と米利下げ観測の高まりでドル安が進む一方、USD/JPYは156円前後の歴史的円安水準で推移し、日本の為替介入リスクが意識されている。FOMCや日本の物価指標、財務省のコミュニケーションをにらみながら、レンジ相場の中でボラティリティをどう収益化するかを、ベテラン為替アナリストが日誌形式で考察している。

Genisis は合法なのか?

Genisis は、Genisisaipro Ltd が運営し、米コロラド州に登録されているとされる暗号資産取引プラットフォームです。運営法人は FinCEN に MSB として登録されていますが、MSB はあくまでAML/CFTを目的としたマネーサービス事業登録であり、暗号通貨取引所ライセンスや国際的な金融規制承認ではありません。公式サイトのドメイン「genisisaipro.com」は2025年2月登録と新しく、Semrush データでもトラフィックやSEO指標はほぼゼロに近い水準です。提供サービスは暗号資産関連に特化している一方で、取扱銘柄、口座タイプ、レバレッジや手数料などの条件は非公開で、Marketspro という独自取引ソフトの仕様も明らかにされていません。さらに、公式サイトにはメールや電話などの連絡先、Twitter・Telegram・LinkedIn などの公式SNSも確認できず、コミュニケーションや透明性の面で大きな不安材料を抱えています。

GSwap Ltdは合法なのか?

GSwap Ltdは表面的には多様な金融サービスを提供するブローカーのように見えるものの、企業登録・規制ライセンス・MT5の実装状況など、最も重要な要素がいずれも確認できません。さらに、ウェブサイトの信頼性、SNS活動の欠如、実態不明の所在地など、多くの懸念点が存在します。透明性の不足が顕著であり、利用を検討する際には慎重な判断が求められます。

ビットコイン、ETF流入5週間ぶり高水準で70,000ドルを回復

ビットコインは米国ETFへの流入が5週間ぶりの高水準となったことで、70,000ドル台を再び回復した。長期保有者による取引所からのBTC引き出しが継続し、機関投資家の積極的な買いが上昇を支えている。規制環境の改善やオンチェーンデータの好転が、強気相場への移行を示唆している。

金価格、利下げ期待の再燃で主要レジスタンスに接近

米金利低下とドル安を背景に、金価格は主要レジスタンスである2,400ドルに急接近した。弱い米雇用データが利下げ期待を高め、機関投資家を中心に買いが広がったことが上昇の原動力となった。ETF流入の復活や構造的インフレ懸念も強気材料で、金市場には中期的な上昇シナリオが再び意識されている。